いのしし退治！　陰嚢湿疹を根治へ

time 2019/05/21

folder 健康法菜食雑記

密かに陰嚢湿疹に悩んでいる人はかなりいると思います。中には10年以上も悩み続けているなんてケースも少なくないようです。私自身にも経験があり、

過去に喘息、歯根嚢胞、ちょっとした狭心症まで体験し、自力で治してきた経験があり、何でも治せるという自信はありましたが、コレばっかりは本当に苦労しました。。

それでもいつかは何とかなるもので、

いのしし年の今年こそ、キッチリ陰嚢湿疹にトドメを刺す、そのお手伝いができればと思います。

陰嚢湿疹とは

陰嚢湿疹とは男性器周辺、特に陰嚢、陰茎、肛門といったデリケートゾーンに出来てしまう皮膚疾患のことです。

非常に強い痒みと治し難いのが最大の特徴で、およそ成人男性の5人に1人が苦しんでいるというほど発生率が高いものの治療の決め手が今の処ありません。

罹患者は、皮膚科ないし泌尿器科を受診しますが、ステロイド軟膏を処方され様子見というのが定番で、ステロイドを塗っている間だけは症状が軽くなるが、根治報告は至って少ないです。

症状即療法、治療に薬はいらない

陰嚢湿疹の原因が皮膚にあることは考え難く、体内のどこかの不具合を反映していると考えなければ解決への一歩を踏み出せません。

また無理に痒みを止めることで、本当の患部に影響が出るも嫌です。。

西式健康法は、常に症状即療法を説きます。　症状が出るコトで根っこにある問題が緩和されるならば、症状が出なくなるまで抑えるのを止めたら如何でしょうか。

抗アレルギー剤やステロイド剤で痒みを抑えることは、問題の解決にはなりません。生活習慣を見直すことで陰嚢湿疹を改善させていく方向に舵を切りましょう。

皮膚病の三無い

皮膚は全身で一番大きな器官であり、排泄、呼吸、代謝、触覚、、etcあらゆる機能を兼ね備えています。その皮膚のどこが体内のどこに結ばれているかなど、なかなか探り切れるものではありません。

そんな、皮膚病に三無いといわれる言葉があります。

分からない
治らない
死なない

です。

アトピーをみるまでもなく皮膚疾患の根本原因を掴むのは難しく、また陰嚢湿疹になったからといって命まで取られることもあり得ないでしょう。が、治ったという実績だけは無くもないのが本当ですので頑張りましょう。

陰嚢湿疹の消息

これさえハッキリすれば、苦労はないですが、罹患者と更に根治した人の意見は千差万別であり、絞りきれないものがあります。

が、その中で有力な説と克服に対して再現性のあるものはだいたい以下に集約されます。

腸の汚れからくるもの
酵素不足
カフェインの摂りすぎによる反応
尿道関係の関連痛

この3つの原因、及び複合要因に集約できそうです。

陰嚢湿疹は局部的なアトピー状態ですので、アトピー治療に効果があるものはそのまま応用できる筈です。

腸の汚れ

酸性食品過多や暴飲暴食により、腸が荒れている、宿便をためているといった状態です。また、リーキーガットという疾患があり、これは腸の一部に穴が開き、そこから内容物が腸の外に漏れてしまうという症状です。これによりアトピーが引き起こされるなど皮膚に影響が出ます。小麦のグルテンは腸内にへばり付きリーキーガットを引き起こすとされますので、小麦を使った食品ばかり食べていて陰嚢湿疹の方はグルテンフリーダイエットで改善するかもしれません。

酵素不足

慢性病とは慢性的な酵素不足によって引き起こされるという話があります。酵素とはちょうどオーケストラの指揮者のような存在で、いかに栄養豊富な食事を摂っていても、そこに酵素がなければ配分が不完全となります。

酵素は熱に弱く、生野菜やフルーツ、発酵食品から補わなければなりません。酵素ドリンクの類は非常に高価です。それならば、ジューサーを買って酵素不足を補う方が良いと思います。毎日、にんじんジュースを飲む習慣が出来上がれば、ビタミン、ミネラル、酵素不足の全てが解消されるでしょう。

カフェインによる刺激

私がこのタイプでした。緑茶が大好きで午前中いっぱいは飲めば淹れるの繰り返し。かなりのカフェインを摂取していたと思います。

しかし、朝一番の緑茶や紅茶は便通を促してくれもしますので、適度ならばメリットもあります。ですが、カフェインは間違いなく肌にきます。

風呂上がりの原因不明の蕁麻疹も緑茶、紅茶を断つことによって鎮まった経験がありました。

排尿障害による陰嚢掻痒症

おそらく腸の汚れを省き、大部分の陰嚢湿疹の黒幕はこれであると思っております。

ですからカフェイン飲料の摂取も排尿障害の遠因に違いない筈です。

前立腺が肥大して尿道に狭窄があったり、利尿作用の強い飲料、あるいは水分過多で尿道に負荷がかかっている場合、その症状の関連痛（症状の出ている場所とは別の場所に現れるもの）として痒みがでるそうです。

女性の体内の尿道は男性器のない分短いため、トラブルも少ないようです。

陰嚢湿疹を患いつつ前立腺に問題のある人が、尿道の筋肉をリラックスさせ尿を出やすくさせる、ユリーフ、ハルナール、フリバス等、α₁遮断薬という薬に行き着いて陰嚢湿疹から解放された例はよく目にします。

ですが、結局は薬の力によって筋肉を弛緩させているだけのことで根治といえるかは分かりません。また、前立腺肥大などの相応しい疾患抜きに、α₁遮断薬を処方という流れは通常ないでしょう。医者の器量に左右されます。

今思うとわたしは、この状態にありました。かなり排尿回数が多く、尿道だけでなく膀胱と腎臓にもだいぶ負荷をかけていたと思います。

根治にむけた対策

難病治療において、ジューサーこそは世紀の大発明であると太鼓判を押す医者は多い。

ジューサーを用意する

まず、暴飲暴食と肉食は極力控える。（断食やグルテンフリーが出来るならば話は早いが、ここではもっと取組みやすい方法を提案）

コーヒー、紅茶、緑茶の摂取をは減らす。
これらには、たくさんのメリットもありますが、同時に強烈なデメリットも存在しています。
なるべくメリットが生きる量を摂ってください。　朝の2〜3杯、午後はカフェインを取らないなど基準を探し様子を観る。

酵素については、高い酵素ドリンクよりも、一つジューサーを用意しましょう。コールドプレス、高速型のどちらでも良いと思います。　現在はコールドプレス型でも廉価な商品が揃ってきました。　質を取れば、間違いなくコールドプレス型ですが、高速型も搾れる量が多く手軽なので捨て難いです。

一般に高速型はジュースが酸化しやすいとか熱により酵素が破壊されるといった話もありますが、実際には酵素が壊れるほどの高温は出ているかは怪しいです。コールドプレスジューサーよりも安価ですし、掃除も楽なのでメリットも多いです。

※このジューサー、正直この値段では傑作であると思います。にんじんが切らずに入る手軽さ、一体何台買ったことか、、、

根菜類を積極的に

一般に根菜類はシモの強化に繋がるとされており、なかでもキクイモは強力に排尿を促すようです。ただし、手に入れにくい食材でもあるので、ゴボウが重宝します。

その他、にんじん、大根、しょうがなど内側から陰嚢湿疹に対抗でいるよう意識的に摂ります。

大豆イソフラボン

男性なら前立腺癌、女性ならば子宮癌、乳癌は乳製品と肉食に大いに関係し、イソフラボンが血中に充分あるとリスクが低下する研究報告多し。
陰嚢湿疹は前立腺の肥大による排尿障害の可能性も高いので、大豆製品をよく摂り、前立腺をサポートする意識を持ちましょう。

合掌合蹠運動

西式健康法で、泌尿器、前立腺機能を回復させるといったら、合掌合蹠（がっしょうがっせき）運動。

この運動によって尿道狭窄や排尿障害が治った報告は多く、以下のような効果が代表的です。

両脚の長さが矯正される
腎臓、前立腺、泌尿器の機能回復
早漏克服

また女性には、

生理不順、生理痛の軽減
安産の秘法として名高い
もし女性がこの運動を毎日怠らなければ、婦人病の90％は罹る心配がない

とまでいわれるほど、効果と実績の高い運動法です。

合掌合蹠運動のやり方やり方はカンタン。　両手、両足の平をくっつけたまま、上下に屈伸運動をさせてます。一往復を一回とし、50～100回ぐらい行います。
最低、朝晩の2回おこないましょう。

床に擦りながら、くっつけた脚を伸ばし戻しするので靴下を履いて滑りやすくし、頸部には薄い枕があった方がいいですが、なくても構いません。

※枕は頭部の血流を良くするためです。

温冷浴

冷水を浴びることで副腎に活を入れ、ホルモンを体内に巡らせることができます。外部から塗るステロイド剤の効きが内部から副作用なく現れる、と思ってください。
アトピーが冷水シャワーを浴びるようになって完治した、あるいは軽減したという報告は非常に多いです。
さらに、冷水シャワーだけでなく温水と交互に浴びる事によって相乗効果をもたらし、高い治癒効果を狙えます。

温冷浴の要点は、必ず冷水からはじめ、冷水で切り上げることです。
私は冬場は浴槽にお湯を張り、夏場は逆に水を張って、冷水または温水シャワーと交互に実行しています。
以前、温冷浴についてまとめた記事があります。　この時は狭心症克服の一環でした。

https://ahimsa-jp.com/angina04/

痒みを止め、皮膚を清潔に保たなくてはならない

掻かなければ、陰嚢湿疹の地獄も半減しますが、内側からただれ外側から汗や雑菌で刺激されると非常に痒いものです。
特に就寝中はコントロールがきかず、気付いたら掻きむしっているということがよくあり、キレイに保っていたが、一晩で激変といったことが繰り返し起きますので、回避策を練ります。

ノーパン推奨

下着は穿かないほうが通気がよく、汗によるムレが減り患部の状態が良好になります。腰が冷えてしまう人は腰部にバンダナや手ぬぐいを一枚挟むだけでも温まります。　就寝中だけノーパンにするだけでも夜中の掻きむしりは減る筈です。

スイマグクリーム

皮膚を汚れから守る、皮膚の傷みを修復する必要があり、何か患部に塗らないとやはりツライのですが、ステロイドや抗アレルギー剤は論外。さらに塗った後にベトベトするのも逆効果です。
そこでスイマグクリームというものがあります。

−−生まれは海、育ちは自然の医薬品−−

スイマグとは海水のエッセンスであるにがりをもとにした便秘薬なのですが、海水というのは人の体液と成分が非常によく似ています。これをオリーヴオイルや微量のワセリンにてクリームにしたものがスイマグクリームです。
保湿されますから乾きとヒビによる痒み痛みが低減します。　さらにサラッとした状態になり通気がとれますから、痒くなることもありません。