2021/04/04
前ポストの補足です。
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玄米は諸刃の剣なのか
玄米の強力な解毒作用によって、放射能は体外に出るようですが、それには
まず、汚染されていない玄米であることが望ましいです。
というのも、セシウムは玄米の糠と胚芽に蓄積される為、育つ過程でセシウムを取り込んでしまっているような玄米を食べたら内部被曝につながる恐れがあります。
しかし、分からないのはそういった玄米でも、食べて消化され体内から出る頃には、身体内部に蓄積された毒物をもさらにキャッチし、結局のところ入った毒性が多かったものでも、体外に出て際には、入った時点よりももっと多くの毒性を出す傾向があるようで、一概には決めれない、やや複雑な話になるようです。
産地と検査
普通に考えたら、福島県産の玄米が最も危険なかんじは確かにします。 しかし、福島は米処で除染には相当な努力を払っており、非常に高額な機器を導入して全袋を検査しています。※私が今年入手した福島産の玄米30キロ。
これを考えたら、福島以外の未検査の米の方が安全とも言い切れないでしょう。
私自身は仕事の縁があり、毎年30キロの会津産の新米を頂いています。
今年も、非常にキレイで美味しいお米が届きました。 しかし、抵抗がある人が多いのも理解できますので、
体外からセシウムを憂いなく排出するには、ある程度被災地から離れた土地の米の方が確かに気は楽でしょうか。
良くないのは、中途半端に被災地から近く、検査もしていないような産地は、もうちょっと安心できる態勢を整えたほうが消費者の為になります。
気になる米を手に入れたら
この時期には贈り物として、新米が喜ばれます。
しかし、食べるにあたってどうしても産地が気になったり、検査を受けていないのが気になったら白米にして食べましょう。
※玄米、白米、炊飯米の放射性セシウム濃度の解析(福島県農業総合センター)
前ポストと矛盾する内容になりますが、糠と胚芽さえ除いてしませば、汚染度は大幅に低下しますので、わかもとやエビオスなどのビール酵母製品などと一緒に摂れば、それなりにバランスが取れるはずです。
広島、長崎と違う点
戦時中の放射能の被害と違う点は、原発事故の場合、長期間漏れ続けている放射能に晒されながらお米や作物が育つ為、玄米は確かに体内から放射能を取り除きますが、取り込むのもまた玄米になってしまう、、、というようなことも起こり、出来れば安心できるものを調達したほうが良いです。
難しいのはそこのところの基準ですが、人によっては被災地から遠い産地のものを、あるいはしっかりした検査を通っているものを、、、など観点がバラバラになってくることでしょうか。
私見ですが、結局のところ現在流通している玄米に危険なものは基本的に無いと思っていて、
例外はブレンド米でしょうか。 検査なし、産地の保証もなしで形だけ立派に見えても、どんな環境で育った米かまったく分からないし保証がありませんのでパスしておいた方が無難でしょう。
お米はちゃんとした流通のものを買いましょう。
そして実際のところ、玄米より注意が必要なのは、牛肉や牛乳、大型の魚の切り身などでしょう。
それらはどのような飼料で育てられたかがまったく分からないです。