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風邪を引いて西式で対処した話

time 2020/01/16

風邪を引いて西式で対処した話

寒〜い年末年始、私の周りでも風邪でダウンする人が目立ちました。

それを尻目に健康オタクの私はビクともしません、、、のはずでしたが、不本意ながら数年ぶりに風邪に負けました。

しかし、それをポジティブに捉えどこまで素早いリカバリーができるか主に西式健康法に沿って検証してみた記録になります。

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風邪など他人事

菜食になってからというもの私は殆ど体調を崩しません。それ以前に比べると風邪っぽさを感じても非常に軽く、すばやく去っていくことの連続で風邪を引いたと言える程のことは10年ありませんでした。

ところが、明けて元旦の朝。

喉が痛くてしょうがない。。 この久しぶりの不快感にこりゃ負けてるわと懐かしい不快感が蘇り、いっちょどれだけ早く治せるかに挑戦しようというワクワク感に支配されました。 久しぶりの風邪はお年玉です。

症状

まず喉が痛い。。 他の人はどうか知りませんが、私の風邪のパターンは決まっていて、

  • 足を冷やしてしまう
  • 喉が痛くなる
  • 熱が出る
  • 鼻が出る
  • 咳が出る
  • 終わる

の順序です。

この最初の脚が冷えることを阻止できれば、風邪っぽさすら無縁なのですが、冬場のワンシーズンを通して、そこを死守するのも難しく風邪を引いたとはいかないまでもちょっと調子を崩すぐらいのことはよくありました。

今回は、第二段階の喉の痛みが強烈にやってきて、やり過ごせなかったことを確信。

敗戦処理に入ります。


喉の痛みへの対策

西式健康法にカラシ湿布というものがありこれを患部に貼るとよく病原、毒素を吸収する皮膚からのアプローチです。

ちょっとすぐにカラシで湿布をつくるガッツもなかったので、普通の接骨院などでもらう湿布で代用。

しかしこれがすごく効きました。 喉が非常に楽になるのでおすすめします。

やり方は簡単、湿布ならなんでも良いので1/4程度のサイズにして喉に貼るだけ。 いま思えば胸に貼っても良かった気がします。

ここまでが初日。

二日目

発熱湿布の効果もあって、喉の痛みは引けたものの妙に寒い。

熱が出ているようです。

もう五年は使っていなかったであろう体温計を引っ張り出して計ると37.8℃

立派な風邪です、嬉しくなりましたw

発熱への対策

西式健康法では、熱のあるときには発汗を促せといいます。 それによって積極的に体内の熱を外に出してしまう。 要するに燃える火に油を注ぎ燃え尽きるの早める作戦です。

具体的に西式では足湯をすすめます。

しかしこれは面倒でしょう。 誰かがばっちりサポートしてくれないと、40℃の湯を張ったバケツを保てません。

そこで一歩踏み込んで半身浴としました。 全身浴にしなかった理由は、すでに風邪により体力を奪われており、循環器に負担がかかるのを避けたからです。

発汗だけなら全身浴も良さそうですが、疲れがたまりぶり返すおそれがある為、丁寧に対処する必要がありました。

半身浴をお昼と夕方に二回。

これで感冒はほぼ感じられなくなりました。

就寝前には37℃少しほどです。

三日目

熱がなくなっています。

多少鼻水が出るが、峠を越えた状態。

前日の半身浴と前々日の喉湿布の効果が高かったのは間違いなさそう。

この時点で七割方の回復といったかんじです。

四日目

ほぼ完治。

不快感はもうありません。 久しぶりの風邪で体内の汚れが燃えたのかエネルギーの充実を覚える。

食事もやっと美味しくなる。



風邪とは

ズバリ身体のオーバーホールでしょう。 しょっちゅう風邪を引く人は生活習慣の悪さの裏返しで、あまり引かない人は汚れない生活をしているということだと思います。

大切なのは、風邪は必要なものと認識し薬などで散らさないことです。

薬を頼ると体内の汚れはキレイに抜けずぶり返し、いつかまた好機を得て燃やさなくてはならない。

私の親族ですが大病を得て臓器(子宮)を失った者があり、その人は年に2回も3回も風邪を引いていました。 症状即療法の大原則に従ってうまく風邪を引いていれば良かったのですが、毎度解熱剤や抗生物質に頼り力技で風邪を押さ付けていました。

もし、小さく細かく病と付き合っていれば何かを失うほどのことにはならなかったであろうと思っております。

風邪に薬はやめましょう。

薬代わりになるもの

ここでは喉の湿布やお風呂はひとまずおき、体内に取り込む適切なものを紹介します。

まず、ビタミンcが豊富なもの。 ビタミンcは風邪を引いた身体にとって正に兵士の役割りを果たし、自己の身体を守りながら闘っては死にを演じてくれます。 風邪を引いた時は大袈裟なほどにビタミンcを摂るべきです。

その摂り方ですが、発汗を促す熱い茶が望ましく、

  • 柿茶
  • ローズヒップティー

柿茶は健康長寿へのパスポート

自作できます

のどちらかにしておけば間違い有りません。

風邪の引き始めなどにも、ローズヒップティーを2〜3杯も飲めばやり過ごせるでしょう。

柿茶は粘膜を強くする効果があるようです。

中将湯

漢方で有名なツムラを有名にした一品です。

天然成分のみで構成されており、主に婦人の体力維持に定評のあるものですが、飲めばとにかく身体がポカポカになり感冒を和らげます。

また不眠症にも効果的で、冬場に体調を崩した時の強い味方となるでしょう。


※悲劇の皇女「中将姫」が考案し、創業者の母の家に伝えられていた家伝薬。 主に更年期障害、不安神経症、月経不順、月経痛、頭痛、肩こり、腹痛、腰痛、冷え症、のぼせ、めまい、耳鳴り、不眠症、息切れ、動悸、むくみ、感冒に卓効。

余談

私は常々、西式健康法の温冷浴を愛し人にも勧めておりますが、今冬に限ってサボってしまった。。

年末年始はどうしても酒の席が多く、酔っ払った状態で水を浴びることはいくらなんでも自殺行為ですから、控えざるを得ませんでした。

そうしたら、却って風邪を引いてしまった。 風邪を引くか引かないは常に紙一重なんだなと痛感いたしました。

温冷浴は、水ーお湯ー水ーお湯ー水ーお湯ー水の順で計7回が基本です。必ず水から入り水で切り上げる。

それにより、短く風邪を引き短く治すのだと西は言いました。 最後に水で〆ることにより熱を逃さない状態を作ることが大切です。

回数は、体力に応じて増やし、もっとできる人はより高い効果も望めるでしょう。

しかし、冬場にいきなり水を浴びるのは勇気の要るものです。 そこで西はお湯から始める場合は16回をメドに最後は水で切り上げるよう残しました。

お湯の場合は偶数回で切り上げで、水の倍ちょっとの回数を推奨しています。

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アヒンサーと読んでください。ヨーガの専門用語で非暴力を意味します。暴力や無益な殺生を止めましょうという話を展開してまいります。 ベジタリアンのお役立ち情報や、旅行記なども合わせて紹介していきます。