2021/04/04
部屋の整理を兼ねて本を始末したい、けどもまだ読みたい。。
デジタル化〜復元方法までの紹介です。
sponsored link
もくじ
本のデジタル化のメリット
なんといっても場所を取らないです。 また、旅行時やお出かけ時にポケットの中に何十冊も本を仕込めるなんて素敵なことではないですか♪ 本の虫にはたまりません。
また、再製本することによって裁断してしまった本でも、
- 人にあげれる
- メルカリ等で売れる
- 劣化しない
などメリットがあり、
空間の経済となりゴミを出さないぶん地球にやさしいです。
近年の書籍デジタル化の波は、自然資源の温存にもなっており、
価格もデジタル本の方が安く、今後も普及はとまらないでしょう。
本のデジタル化のデメリット
デジタル化するには愛着ある本でも斬らなければなりませんし、
やはり本は紙じゃなきゃという人には物足りないこともありそうです。
※デバイスにもよりますが、だいたい慣れてしまうとは思います。
再製本前提で電子化する
通常、本をスキャンするために、斬ってしまえばそれまで。 あとはバラバラです。
が、道具さえあれば、裁断-スキャン-再製本のルーティンも可能なんです。
これから、再製本前提でのデジタル化を説明します。
以下、3つの道具とクッキングペーパーが必要になります。
JIC 卓上製本機とじ太くん 3000型
とじ太くんとは、自分で冊子を作るための道具ですが、
最近の本はほぼ全て糊付けによってページが綴じられています。 このとじ太くんに挟み加熱することによって、糊をふやかし本をカバーから分離できます。
再製本時にももちろん、とじ太くんによって本は甦りますので、使う道具の手順としては、
とじ太くん(開く)- 裁断機 - スキャナ - とじ太くん(製本)の流れです。
次に裁断機
大型の裁断機は400ページほどの厚みでも、スパッとキレイに斬ってしまえます。
あまり小型のものでチマチマやると断面にバラツキが出てしまい、取り込む際に正確性を欠きますから、
おすすめしません。
グルーガン
グルーガンとはガン状の先っぽから熱して溶けた糊を出せる道具です。 糊自体がロウのような質感ですので、扱いやすく触れてしまっても熱いですが火傷を負うほどのコトはありません。
まず本をバラす
本をクッキングペーパーでくるみ、とじ太くんで加熱しています。
クッキングペーパーによって、本がとじ太くんと直接触れないこと、本の綴じ部の糊がこぼれるのを防いでいます。
1分も加熱すると、、
このように本の綴じを開くことができ、
ここから糊の付いている部分だけをなるべく浅く捉えて断裁。
浅すぎると糊が残って1ページづつにバラけません。
普通の本の自炊では、復元の前提がないため、カバーごとの断裁になりますが、ここでは内側だけを外し、内容だけを取り込むためカバーは無傷で残ります。
裁断する
ガッチリ固定し、糊付けの部分のみをキレイに落とします。
とにかく刃の切れ味がものすごいですから、細心の注意を払いましょう。
私は作業中の不注意で1/4ほどの親指の爪が一瞬で無くなりました。
立ち上がった瞬間、指に寒さを感じ、一瞬指を落としてしまったかと思いましたが、爪だけ済み幸いでした、ホッ。
こうなります。
これで本は1ページづつバラバラ。
もし、糊付け部文が残っていると、くっついたページが出来てしまうので、スキャンがおかしくなります。
その場合は、もう少し深目に切り直しです。
次回、スキャン&再製本に続きます。