2021/04/04
本のデジタル化続き。
スキャンと再製本になります。
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スキャンする
さて本はバラバラになりました。
両端がガタガタしている場合は、一律になるように切り直すのも良いでしょう。
あまりガタがおおいと、スキャン後に紙面に傾きがついたり、スキャナに紙詰まりが発生してしまいます。
スキャナは定番のscansnap前提で話していきます。
去年、新型が発表されたようですが、記事中は私の手持ちの旧型です。
※新型scansnap。6年越しのアップデート。
操作はかんたん。 紙の端を揃え吸込口にセットするだけですね。
片面あるいは両面スキャンの設定は付属のソフトウェアから操作。
スキャンの濃度などもお好みで変更可能。
私の設定です。
ファイルサイズが気になるものや白黒でも差し支えないものは、カラーでない方が軽くはなりますが、大容量時代ですので全てカラーで取り込みとしています。
ただ、読む側のデバイスがiPhoneやiPadだと基本的に容量固定ですから、自分でSDカードを挿せるAndroidはそこが良いですね。 ユーザーは本当に何冊でも持ち運び可能になります。
取り込み
取り込み自体はとてもスムーズでヒュンヒュンとスキャンされていきますので、300ページ程度のボリュームでも1分もかからないでしょう。
可読性も悪くありません。
PDFとして保存しているため、一般のスマホでしたら問題なく読めますますが、電子書籍を読むアプリも充実しており、わたしはSideBooksを愛用しております。
iOS
https://apps.apple.com/jp/app/sidebooks/id409777225
andoroid
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.tokyo_ip.SideBooks&hl=ja
本を復元する
首尾よくスキャンが済みましたらば、再製本に入ります。
といっても難しいこともなく、対象の本をなるべくキレイにそろえ、熱したグルーガンから糊をまんべんなく落とします。
ここで、糊の量が少ないと製本後にページが抜けてしまう原因になりますので多めの方が無難。
多少、多すぎても、製本後にはみ出た箇所を整えられますので少なくて失敗するよりいいです。
この糊はロウとビニールの間ぐらいの性質ですから、この状態ではすぐに固形化していきます。 そこをまたとじ太くんで熱し、ページに染み込ませることによってガッチリと製本される寸法です。
再びとじ太くん
本のスキャン〜再製本のプロセスはとじ太くんに始まり、とじ太くんに終わります。
釣りも鮒に始まり、鮒に終わるといいます、釣りしませんけど、、、。 入り口が奥義とはよくいいます。
さて、糊をしっかり落としたら、分離してあったカバーにのせ、キレイに収まるように位置を整えましょう。
カバー側に残っている元々の糊はそのまま。
グルーガンによるものと熱せられて同化してしまいます。
クッキングペーパーに包み、とじ太くんにセット。
1〜2分でアラームが鳴り、取り出して糊の染み込み具合をチェック。
問題なさそうならば、熱が取れるまで本を休ませましょう。
完成!
5分も待てば粗熱も取れ、本が安定した状態になります。
これで、電子化しつつ本自体も読めるようになりました。
電子化した内容を販売するのは、もちろん犯罪になりますが、本そのものは、買った人のものですから、
斬ること、スキャンすること、再製本したり、転売したりは完全に個人の自由です。
完成した本はほぼ元通り。
唯一違うのは、カバーを除く本の内部はやや短くなることです。
これはもちろん糊付けされた部分を斬り落としたからですが、本には結構な余裕があり5mm〜1cmほど端っこを切っても読めなくなることはありませんので問題ありません。
私はこれまでに100冊以上、斬っては取り込んでをしていますが、大型裁断機の切れ味には驚かされます。
未だに変わらずの素晴らしい切れ味。 このまま自宅の本棚が空になるまでやっちゃいそうです。