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水野南北 少食による運命改善

time 2019/07/03

水野南北 少食による運命改善

背腹運動による運命改善法を紹介いたしましたが、もう一つ強力に推したいのが少食であることです。
甲田光雄先生は少食で病気治しと人の道を説いておられましたが、これは開運法として一つの奥義のように扱われてたりもします。

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水野 南北

水野 南北(みずの なんぼく、宝暦10年(1760年)-天保5年(1834年))は、江戸時代中期の頃の観相学の大家。当時、日本一の観相家といわれ「節食開運説」を唱えた人物である。  ※Wikiより

万に一つも、、、

私は長年、人相を占ってきたが、ただ人相のみで判断すると出世し長生きの相でも、貧乏し若死にする者があり、貧乏で若死にする相の者が、実際には金ができ、出世をし長生きすることがあって、なかなか当たらぬことを残念に思っていた。

ところがある時、食物が大切では、、と気付き、人の運、不運、寿命は、全て食べ物を慎んだかどうかと思い、試してみたところ、大難がくることになっていた人が食を慎んだ為、難を免れただけでなく、実際には良いことがあり、生涯貧乏の人が富貴を得て、病弱が健康を得て、、、、例を上げると数え切れない。

それからは、まず請相者の飮食の様子を訊いて、生涯の運、不運を判断したところ、万に一つも失敗のないことが判った。

 

極道、鍵屋熊太

水野南北の若い頃は鍵屋熊太と呼ばれは、錠前破りを得意とする、いわゆるチンピラ、ヤクザでした。
酒、博打、喧嘩に明け暮れ、酒代欲しさに刀傷沙汰を起こし入牢。 一説にはこの時、牢内にて犯罪人の顔に共通性を観るともあります。

さて、ある時難波村にて、
一人の乞食坊主に火輪眼という死相を指摘され、もって4~5ヶ月の命だといわれます。

初めは、全く相手にしなかった南北ですが、積み上げられた丸太が彼に崩れ落ちたり、借金の取り立てが雇った殺し屋に斬りつけられたり、、、乞食坊主の予言は恐ろしいほど的中し始めました。

怖くなった南北は、死を免れるために出家しようと思い立ちます。佛の懐に入ればなんとかなると思ったのでしょう。
ところが、訪れた禅宗、瑞龍寺の老僧に6ヶ月の間、食事を麦と白豆だけに徹することができなければ弟子にはしないと、門前払いを受けます。
南北はガッカリしました、、、あと3~4ヶ月の命しかないのに、佛弟子になる前にホトケになってしまうではないか、、、と。 しかし、明るい気持ちを取り戻し、むやみに死神から逃げるよりも、やれるだけやってみようと決意しました。



死をかわす

そうして南北は、極道家業に奢った口には寂しい上にも寂しい食事をし始めました。 そんな生活が続いていた南北は、一つ大きな勘違いをしていました。
刻一刻と迫るであろう死の時ですが、南北は殺し屋に斬りつけられ、瀕死で床に臥していた、10数日間の危篤状態を計算に入れていなかったことに気付きました。
改めて、日数を確かめると、なんと既に5ヶ月から半月ほど経過している!
南北はピンピンに生きています!

陰徳陽報

晴れて、南北は佛弟子となり作務に没頭のそんなある日、彼は例の乞食坊主と再会を果たします。
坊主は驚きを隠さず南北の顔を観るに、、、死相が消えて、跡形もない、、、。

乞食坊主は南北に、五ヶ月の間にいったい何をしたか問いただします。 南北は老僧にすがり、麦と白豆だけの食餌を約束したことを話しました。 さらに、寺の作務、無縁仏の供養をしていたことを告げると、
それよ!っと乞食坊主。
人間の食餌の量は生涯決まっている。暴飲暴食をすれば命短く、食を慎めば天から福禄を授かり、さらに南北が供養した万霊がお前を地獄から救い上げたのであろうと。

相師、水野南北

ここに南北は観相の面白さ、偉大さを知り、どうせならこの乞食坊主の弟子にと、、、せっかく入った禅門でしたが、新たな師を得て、密教の沙門の弟子となります。

乞食坊主の名を水野海常。海常より相法を受け、南北の号に水野の性が与えられました。




南北自身の人相

こうして南北は、その後の修行により天下第一の相者。 万に一つも狂いなしとまで云われる存在になって行きましたが、南北自身の顔を相道で読み解くとどうだったかというと、

背は低く、顔貌はせせこましい

口は小さく、眼はけわしく落ち込み、印堂は狭く眉は薄い

鼻は低く、顎骨は高く歯は短かく小さい、また足も小さい

と自ら書いているように非常に貧相です。

それでも運は食で開ける

このように南北自身の宿命はかなり残念なものであったのは、南北のルックスにも見事に顕れていたようですが、そこを節食のちから、功徳によって、良い方向にいくらでも持っていける、、、ここに、南北の偉大な教えがあり、それは人相にも手相にも顕れ、ツライ宿命を持って生まれても、運命は努力次第で変更可能で、素晴らしい人生を歩む事ができるということを南北は食はすべてと言っています。

節食開運法、大事なポイント

  • 一生の吉凶は、ただその人の飮食による
  • 飮食が持ち前より少なければ大吉、晩年は幸福である。逆もまた然り
  • 大食かつ、量も時間もあべこべならば問題外。大病を得る
  • 食の量にムラのあるものは、収入にもムラがでる
  • 最悪の人相でも、粗食をまもり、財を成すことができる
  • 自分の命(食)を神仏に捧げよ
  • 命のある間は運もまたある
  • 肉食と酒の多飲は出世の妨げとなる

※彼の時代の肉食とは四足獣のことではなくて、魚類、鳥類を指す。南北は今でいうベジタリアン。

節食に以下をプラスすると効果はさらに高い

南北はさらに以下のような心がけが大切といいます。

  • 毎朝、昇る太陽を拝む(病気もよく治る)
  • 朝は早く起床し、夜は早めに就寝する
  • 夜に仕事をすることは大凶
  • 衣服や住まいも贅沢すぎるものは大凶
  • 倹約は吉であるが、ケチは凶
  • 花や鑑賞目的の植物で庭を飾らず、ハーブや野菜等食べられるものを育てるべし

南北自身の食事

一日に麦一合五勺
副食は一汁一菜
酒は一日一合まで(彼も彼の師匠も無類の酒好きであったが節制していたとのこと)

西洋の南北

イタリアにルイジ・コロナロという、南北のように食を節制し、中世において102歳とう長寿で死の直前まで元気に活躍していた人がいます。

元々は、病弱でアレコレ試した結果、少食に行き着きますが、その後、心身はおろか運命までの転換を変え得ることを感じ取り、83歳からの晩年は少食の啓蒙に生きました。

ヨーロッパでは健康法の古典的名著として名高く、コロナロの著書は読み継がれています。

※少食の偉大な効果を自身の健康面、運勢面から説いている。この人は相者ではありません。

大食よりは少食、肉食よりは菜食が人生を豊かにするようです。

ならば、菜食で少食こそが我が人生の主人公たる秘訣なのは分かってはいるのですが、情けないほどに食欲旺盛でやんなっちゃいます、トホホ。。

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アヒンサーと読んでください。ヨーガの専門用語で非暴力を意味します。暴力や無益な殺生を止めましょうという話を展開してまいります。 ベジタリアンのお役立ち情報や、旅行記なども合わせて紹介していきます。