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牛乳神話崩壊02 ガン

time 2019/09/17

牛乳神話崩壊02 ガン

前回、牛乳と骨粗鬆症について書きましたが、
今回はガンについてまとめてみます。

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人は発ガン性という言葉に弱い

発ガン性物質という言葉には人をパニックにさせる力があります。
新しく発見された、発ガン性物質は〜〜ですという報道がメディアを通じて行われると、人々は直ぐにその新しいものに注目し、過剰反応すら起こしがちです。

農薬、放射能、アスベストなどから食事のオコゲに着色料まで、ガンに結びつくものに人は多大な嫌悪感を示しますが、実際のところ私達は道路の排気ガス、隣人のタバコ、水道のカルキなど、多かれ少なかれ常に発ガン性物質に接しておりながら、発ガン性物質という言葉に怯えている始末です。

発ガン性物質はありふれている

発ガン性物質というものはどこにでもあり、あれもこれも言い出したたキリがありません。 しかし、私達の身体は常に免疫システムで守られていて、健常者でも日に5000個できるというガン細胞は、リンパ球により毎日始末されています。

であれば、免疫を損なわないようにすることか、ガン細胞にエサを与えないようにすることが何よりも大切になってきます。

100:0の古い実験

インドの研究者はネズミを二つのグループに分け、ある実験をしていた。
一方には発ガン性物質であるアフラトキシンを投与し、かつタンパク質が総カロリーの20%に設定されたエサが与えられる。
(このタンパク質20%というのは、欧米社会的な食生活による量と一致)
もう一方のグループにも同量のアフラトキシンが投与されつつも、エサに内包されるタンパク質の総量はわずかに5%。

これでどうなったかというと、タンパク質が20%に設定されたグループは全てのネズミが肝臓ガンを発症したのに対し、
タンパク質5%のグループからは、一匹も肝臓ガンに罹らなかったという。

衝撃などというレベルではないほどの聖杯

聖杯とは、つまり何がガンを引き起こすか、特定に至るということですが、
事実は、発ガン性物質が怖いのではなくて、ガンを育ててしまう毎日の食事が怖いというコトを物語っており、その消息こそはタンパク質にあったといいいます。


ガンの進行プロセス

ガンはイニシエーション(形成開始期)、プロモーション(促進期)、プログレッション(進行期)の三段階をもって進行していきます。
以下、それぞれの特徴です。

過程因子植物に例えると
イニシエーション(形成開始期)発ガン性物質種が撒かれる
プロモーション(促進期)進行は食べ物に左右される発芽スタンバイOK
プログレッション(進行期)同上生い茂る

つまり、種はどこからか知らない間に撒かれてしまっていても、それが芽を出さなければ良いわけです。ところが、体内にタンパク質がたっぷりある状態だと発芽されてくる。

更に、出てきた芽が育つにもやはりタンパク質が必要になってきます。

病巣の成長は動物(人間)が自己の身体の成長、維持に必要なタンパク質量を満たした時か超えた時に始まる。

チャイナ・スタディー 葬られた「第二のマクガバン報告」より。

ガンをコントロールする

そこでガンを抑制あるいは阻止する為にはタンパク質を制限するのが良策となります。 なりますが、人体にはアミノ酸およびタンパク質がどうしても必要です。

単に、タンパク質というくくりから、動物性タンパク質と植物性タンパク質の研究が始まります。 そこでまた驚愕の事実が浮かび上がることになりました。

聖杯、一つに非ず。

ガンとタンパク質

上のグラフはカゼイン(動物性タンパク質)グルテン(植物性タンパク質)を使ったガン細胞の増殖の比較です。

驚くなかれ、同量のタンパク質であっても植物性は動物性の5%に肉薄する結果に。

この実験は大豆タンパクでも同様に行われ、グルテン同様のスコアとなりガンが初期の病巣を形成することはなかったそう。

これにより、動物性タンパク質がガンの促進要因として特定され、中でもカゼインは最悪とされる。 カゼインとは牛乳に含まれるタンパク質の87%を占めるものです。



肝臓ガンとカゼイン

慢性的にB型肝炎に冒されていると、肝臓ガンを引き起こす確率が20〜40倍にもなるそうです。 しかし、何故このウィルスが関与するか、栄養が腫瘍の成長に与える影響が長期間まったく見落とされていました。

次に肝臓ガンとカゼインの相関関係です。

B型肝炎とガン

肝臓ガンを引き起こすA、Bの遺伝子型のB型肝炎を導入されたハツカネズミによる検証。

いずれもカゼインが6%の場合に遺伝子発現が最も少なく、22%の場合最も多いというのが明白です。

特にいちばん右のHBV遺伝子型Bにおけるカゼイン22%は悪夢のようです。

実験用のネズミと人体の比較

  1. ネズミと人の体内のタンパク質必要量は、ほぼ同程度。
  2. ネズミと人の体内においてタンパク質は同じ方法で作用する。
  3. ネズミと人において腫瘍が成長するタンパク質の摂取量は同レベルである。
  4. ネズミにとっても人にとっても、ガンは形成開始期より促進期のほうがはるかに重要である。

牛乳の神聖なるタンパク質「カゼイン」は、〜中略〜 肝臓ガンを劇的に促進する。

チャイナ・スタディー 葬られた「第二のマクガバン報告」より。

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アヒンサーと読んでください。ヨーガの専門用語で非暴力を意味します。暴力や無益な殺生を止めましょうという話を展開してまいります。 ベジタリアンのお役立ち情報や、旅行記なども合わせて紹介していきます。