2021/04/04
牛乳と骨粗鬆症とガンについて書いてきました。
もう一つ牛乳と切っても切れない問題がアレルギーです。
sponsored link
不名誉、、、食べるアレルゲン
幼児期に発症する食物アレルギーの原因は、鶏卵と乳製品が双璧をなします。
逆にいえばこの2つを避けた食生活を確立していれば、食物からのアレルギーはほぼ回避できてしまいますが、
学校給食でどちもふんだんに使われているのが実情でしょう。
やはりカゼイン
鶏卵はひとまず置いておいて、牛乳、乳製品に限っていうと、そのアレルギーの消息はここでもカゼインです。
前ポストで、牛乳の神聖なるタンパク質「カゼイン」は、〜中略〜 肝臓ガンを劇的に促進する。 というフレーズで〆にしましたが、この肝臓ガンの部分を前立腺ガンや乳ガン、子宮ガンに置き換えることは出来ますし、アレルギーにも当てはまります。
カゼインは厄介
ここがカゼインの厄介なところでもあります。 耐熱性がありたとえ加熱調理しても、カゼインのタンパク質としての構造に変化はあまりなく、非加熱と同レベルでアレルギーを引き起こすようです。
では、発酵はどうでしょうか?
殆どの食物は発酵により、構造が細密になり、より分解しやすくなりますが、カゼインに限っては非常に分解されにくい分類にはいり、チーズやヨーグルトも生乳同様注意が必要。
しかしながら、やはり生より加熱、加熱より発酵させたほうが、無難にはなってくると思います。
チーズを食べれば食べるほど、皆さんは弱くなります。
牛乳も飲みすぎてはなりません。 牛乳を摂りすぎることもまた有害です。
牛乳を飲むことに関しては、一定の限度を守るべきで、
牛乳に同量の水を加えて薄め、カード(凝乳、液状ヨーグルト)にも同じルールを。
濃すぎてはならず、水に薄めるべきです。
※サティヤ・サイ・ババ。
自己免疫疾患
自己免疫疾患とは非常にたちの悪い状態で、身体が自らの組織や細胞を攻撃してしまう状態です。 一度病魔に冒されると身体の正常な機能を失う怖いもの。
女性は男性の2.7倍なりやすいとされています。
主な自己免疫疾患
- バセドウ病
- リウマチ
- 甲状腺機能低下症
- 白斑
- 悪性貧血
- 糸球体腎炎
- 多発性硬化症
- 1型糖尿病
- 全身性エリテマトーデス
- シェーグレン症候群
- 筋無力症
- 多発筋炎
- アジソン病
- 強皮症
- 原発性胆汁性肝硬変
- ぶどう膜炎
- 慢性活動性肝炎
※チャイナ・スタディー 葬られた「第二のマクガバン報告」より。
このように自己免疫疾患が一つの壮大な病気でありますが、どうして精妙なる免疫システムが誤作動をしてしまうのでしょうか。
それは免疫システムの中の兵士である細胞は常に異物、侵入者を探していて、ときにその異物と私たちの元からの正常細胞を勘違いしてしまうことにあるようです。
そこで食事との関係になりますが、その免疫システムをもだまして自分自身を攻撃させてしまう「抗原」が食べ物の中に潜んでいます。
タンパク質の中には、アミノ酸レベルまで分解されずに、腸からそのまま血中に入り込んでしまうものがあり、それらは免疫システムにより異物とされます。
その時、免疫システムは異物対策として、侵入してきたタンパク質の型を造りはじめ、その型に当てはまる異物を攻撃しますが、異物には体内のタンパク質と非常によく似たものがあり、そこから悲劇の誤作動となるワケです。
そして、それの供給源の有力な一つが牛乳です。
1型糖尿病
「1型糖尿病」は膵臓の細胞に免疫システムが攻撃してしまい不治の病とされています。
この「1型糖尿病」と「牛乳のタンパク質」の関係には、充分な裏付けがあり、次のように始まると考えられているようです。
- 赤ちゃんに粉ミルクという形で「牛乳のタンパク質」が入ってくる。
- 粉ミルクが小腸にてアミノ酸に分解されるが、乳児によっては完全に消化されず、もともとのタンパク質のカケラが腸内に残る。
- このカケラが血液中に吸収されてしまい、カケラの中にインスリン製造に関わる膵臓の細胞と全く同じに見えるものがある。
- 免疫システムは早速、このカケラを認識し破壊に移る。
- かくして、免疫システムは粉ミルクのカケラと膵臓の細胞を見分ける能力を失い、その両方を攻撃してしまう。
すべての自己免疫疾患に共通すること
日光に当たる時間が短い。
動物性食品、特に乳製品の摂取量が多い。
沿岸部では自己免疫疾患が少ない。これは陽射しに恵まれていることに加え、魚介類をよく食べることでオメガ3脂肪酸に予防効果があるのではないかとされるが、単に魚介類を食べている分、乳製品を必要としていない為かも知れない。