2021/04/04
ゲルソン療法はガンの克服に素晴らしい実績を誇りますが、西式もまた然りです。西式のアプローチも探ってみたいと思います。
sponsored link
ガンの症状の現れ方
白血病を除くガンはたいていの場合、小さなシコリが発見されるところから始まる。この場合、皮膚や乳がんなどの体表から浅い部位のガンは触れてみて、あるいは目視してみてシコリを発見できるが、体内の深い器官のシコリはある程度大きくなってから、また体内に感じる圧迫感や食道や胃に何かつかえるような感覚を覚えることから意識するようになる。人体は健康ならば特定の部位の存在を特に意識することもないが、異変があれば遅かれ早かれ違和感を覚えるようになってくる。また、便秘にも要注意。
体液の酸性、アルカリ性
西式の哲学は、とにかく偏ることなく健全な真ん中をいつも捉えよう努力し、体液は極力中性を保っていなければならないが、これがくずれ、過度に酸性に傾いた場合、
- 糖尿病
- 動脈硬化
- 高血圧
- 脳溢血
- 腎臓病
等の危険性があり、これらは交感神経緊張症とし、
逆にアルカリ側に過度に振れると今度は、
- 胃酸過多
- 胃潰瘍
- ガン
- 喘息
- テタニー
に注意が必要になります。こちらは迷走神経緊張症です。
ガンは体液がアルカリ性の極みに至ったということになります。
中和するための工夫
例えば、当たり前ですが運動の後には休養を、高いところで食べるものは低い場所で採れたものを、冷水と温水に交互に入る温冷浴など工夫次第でいくらでもアイデアがありますが、それらの両極端を組み合わせた運動法、食事法、治病法の精髄をまとめたものが西式健康法であります。その中でガンに対して特に効果的なものに風療法というものがあります。
一酸化炭素過多
西式ではガンの消息を明確にしています。それは体内の一酸化炭素が過度に増加したということです。
西勝造はこれを突き止め、人工的に数度、自らの体内にガンを作り出し、またその反対に人工脳溢血をも数度引き起こし、もちろん完治させ実験を成功させています。
一酸化炭素を体内から中和するためには、皮膚呼吸を旺盛にしなければなりません。体表から尿素などの老廃物を発散させつつ、酸素を取り込みます。これにより酸化したした一酸化炭素が炭酸ガスに変化するという図式で、血液とリンパ液の浄化を得るものです。
ローブリー(風療法、裸療法)
風療法はフランス人のローブリーという人が考え出したもので、敬意を込めてローブリーと呼ぶことにしています。具体的な方法は決して難しいものではなく、なるべく窓を全開に開け放ち充分な通気をとった上で、全身を空気に晒し、次にパッと毛布などで見をくるみ空気の流れを絶ちます。そして、またパッと毛布などを外して素っ裸になり皮膚呼吸をさせるという療法です。これを漸次、裸でいる時間を増やしつつ繰り返していくことにより体内の毒素を排出、中和させます。
ローブリーの回数
以下、規定の目安です。
回数 | 窓(部屋)を開けて裸になる時間 | 窓(部屋)を閉め着衣している時間 |
---|---|---|
1 | 20秒 | 1分 |
2 | 30秒 | 1分 |
3 | 40秒 | 1分 |
4 | 50秒 | 1分 |
5 | 60秒 | 1分30秒 |
6 | 70秒 | 1分30秒 |
7 | 80秒 | 1分30秒 |
8 | 90秒 | 2分 |
9 | 100秒 | 2分 |
10 | 110秒 | 2分 |
11 | 120秒 | 着衣して暫く休む |
上記の回数をワンセットとして、
日数 | 時間 |
---|---|
1日目 | 20秒からはじめ、70秒まで行う(6回) |
2日目 | 20秒からはじめ、80秒まで行う(7回) |
3日目 | 20秒からはじめ、90秒まで行う(8回) |
4日目 | 20秒からはじめ100秒まで行う(9回) |
5日目 | 20秒からはじめ、110秒まで行う(10回) |
6日目〜 | 20秒からはじめ、120秒まで行う(11回) |
回数は一日に1〜3回、おすすめは朝夕の時間帯。
まずは30日間を目指し休まずに続け、軌道に乗ったら休まず継続する。6日目以降フルセットとなる。
ローブリーの効果
ローブリーを行う人はガンに罹りにくくなり、ガンの人も回復が見込めるが、その場合、上記をワンセットとして、1日に7回〜11回と行う回数も多いが効果は高いとされる。ローブリーだけで、かなりの時間が取られてしまうので、温冷浴と併用するのがおすすめ。
その他、裸療法が推奨される症例
- ぜんそく
- リュウマチ
- 心臓病
- 肝臓病
- 胃潰瘍
- 皮膚病全般
- 虚弱体質の克服
まとめ+α
- 西式ではガンは体液のアルカリ性の極致であり、一酸化炭素が体内に増えた状態であるとする。
- 食事はやはり生菜食推奨のこと。
- ローブリーが非常に効果的。
- 裸でいる間は毛管運動やストレッチを行うと良い。