2021/04/04
40分合掌行。
これは西式健康法において一生に一度だけやっとけという癒しの手を創る為の作業である。
西式に興味のある人、人を治療する立場にある人、家族の不具を治したい人、或いは自己の病気故障を改善したい人は騙されたと思って一回だけでもやってみて欲しい。
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40分合掌行
西式健康法の中でもスピリチュアルな部分かも知れない。 何しろ内容が掌には潜在的に人の患部を癒やす力があって、その力を最大限に発揮する為に一生に一度だけでいいからこれをやってみなさいと言うのである。 そして、そこに行という言葉が充てられていることを考えてみよう。
行とは、
- 信ずるものだけが実行する
- 実行するものには力が備わる
- 実行には苦痛がともなう
- 実践により妙な自信がつく
といったものであり、やってみれば分かることだが稀にみる達成感もある。 これが行なのはそれによって人の為になる掌を獲得するわけだが、実践者の精神性をも成長させるという意味があるのかも知れない。
それではこの40分合掌行の細かい決め事などをみていこう。
40分合掌行のやり方
基本的に一生に一度だけの掌のバージョンアップだからなるべく体調の良い日に行おう。 一生に一度とは言ったが、それ以上やってはいけないというワケでもない。何度となくこの行を重ねた掌にはやはりそれなりの力が増していくという。
まず大切な点を列挙すると、
- 両手の5本の指を密着させて掌を合わせる
- その際中心は中指となるから、少なくとも中指は第二節まで、その他は第一節まで離れないよう気を配る
- 合掌の位置は顔面の高さよりやや上、肘を心臓より高く保つ
- 合掌している掌は真っ直ぐ垂直に立てること
- 姿勢は正座、背筋を真っ直ぐに伸ばす
- 靴下は脱いでおく
これぐらい、要はピッタリと手を合わせておけばOK。
40分合掌行の裏側
こんなことをやって何になるんだろう、、、っと思うかも知れない。 これは掌に集約されている生物電気の回路をつくる作業であり、生命光線の放射を促進する。
合掌の位置を顔の高さにキープすることによって毛細血管の捻転が矯正され、血液の循環が完全となり掌の知覚神経が鋭敏に変化するという。 実際には掌の中のグローミューと神経を目覚めさせる結果となる。
また、40分間という時間も血液循環が19〜23秒の間で行われることから、100回の循環を目途にして1900〜2300秒、時間にして約40分とされている。
合掌の科学
合掌ほど神秘的なものもない。
神仏に祈るとき、人に忠誠を誓うとき、身の潔白を証明するときなどなど、心に嘘がないときにこそ自然とその形が現れ、邪念のない状態様子であって洋の東西を問わずとも純粋な印象を人に与える。
- 合掌は神に通ず(ローマ神咒)
- 合掌して按ずれば万病を癒やす(ギリシャ神文)
さてこの合掌だが前述した生命光線は掌にある起電力から発せられ、かつこの放射線は紙や薄いゴム板、皮膚などを透過することが分かっている。 そしてまたこの起電能力は人によってまちまちなのであるが、40分合掌行はこれを著しく強化し、それを経た掌は機械などにも測定され得るほどの放射線が獲得されるという。
こうなってくるとそうした掌による按摩行為や合掌はもはや迷信ではなくて科学的根拠を持つに至る。
触手療法
西はこの放射線を酵気と呼んだ。酵素の酵に気だから一つの触媒として働くのであろう。 森厳なる山中におけるフィトンチッドというものに近いのかも知れない。
この掌から発せられる酵気を持って、病者をいたわる場合更にその効果を倍増するために必要な事がある。
ここぞという時は、
- まず金魚運動を行い
- そして毛管運動を行う
特に毛管運動はダイレクトに掌の回路を開く効果があり、施療前にしっかりと行っておけば酵気盛んな状態で臨める。 金魚運動は背骨のグローミューを開くのかも知れない。 たとえそういうつもりで無かったものとしてもそういうものに成ってしまっている。
このように準備した40分合掌行の手は、病人の患部を擦ったり按摩することで効果が見込めるというわけである。
また、40分合掌行+毛管運動で鋭敏になった手掌は、自己の病原や患部をも感知する特別な能力を具現する(センサーになる)ことも可能になってくる。
こうしてつくった大切な掌はいたずらに使うこと無く、触手療法後には両手を下方に垂れ、3〜4回振って手の鋭敏な感覚を封じることも大切とする。
これにより、不必要な酵気の放射を避ける。
- 毛管運動でスイッチオン
- 下方に垂らし、3〜4回振ることでスイッチオフ
40分合掌行をした場合の西式全体の私見
40分合掌行を経ておくと、金魚運動や毛管運動のこれまでと違う性格も見えてくるわけであるが、
合掌したまま行う合掌合蹠運動こそその最たるものであろう。 そうするとやはり西式健康法全体のルーティンが
- 金魚運動
- 毛管運動
- 合掌合蹠運動
- 背腹運動
の順に進むのにも合点がいく。 次第に酵気は盛んになり、最も効率の良い状態で合掌合蹠運動に入る。
しかし、じゃ背腹運動は? と思うところだがこれだけは少し別格で強健術の部類に入り、かつ精神の世界にも入ってゆく仕上げであるから、
まさに西式の奥義であるわけだが、その奥義を奥義たらしめるのが1〜3の運動法であり、それら全てを立体的に連動させる縁の下の力持ちこそ40分合掌行ということになる。
終わりに
40分合掌行の私説はこれで終わりです。
正直、40分間も正座をキープして手を上げ続けているのは想像以上にキツいものですが、一生にたったの一度のことと思えばきっと我慢もできるし、今生の一つの思い出となるでしょう。 もしこれを読んで興味の湧いた方がいたら、是非騙されたと思ってやってみてください(笑)
失敗してもただ40分を失い筋肉痛になるだけ、もしかしたらその後の生涯にわたる視えない財産を築くかも知れないですよ。
私は思うのですが、
いかに神社仏閣に通おうとも、そこで神に出会ったという人はそうはいないでしょう。 はたまた神官、僧侶にいかなる加持祈祷を頼んでもそれが成就する保証もまたありません。
しかるに40分合掌行を耐えたその両手を合わせて祈れば、もう、、、すぐ目の前に神仏が居るような気がするのです。