2021/04/04
西式健康法で、青汁と生水に並んで推奨されるのが柿茶、柿の葉茶です。
柿茶の限りないほどの効能を紹介します。
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天然ビタミンCの含有量は自然界きって
柿茶の飲用目的はビタミンCの摂取にあります。
ビタミンCなら、わざわざ柿茶じゃなくてもいいと思うでしょう、しかし市販のサプリは合成ビタミンで構成されているものが殆ど。
含有量は多くとも非常に不安定なもの、そういったものを大量に継続使用した結果、腎臓や膀胱に結石をつくってしまうことにもなりかねません。
ビタミン剤を呑んで、真っ黄色な小水が出たことは誰にでもあるかと思います。 この真っ黄色は決して充分なビタミンを身体が補給し余りを捨てているわけではないです。
如何にビタミンの総量が多くとも、合成物を身体は栄養として受け取らず素通りさせているのでしょう。 殆ど吸収されていないどころか、腎臓に負担をかけているとも言えるでしょう。
仮に、ビタミンCが豊富なキウイやみかんを食べ過ぎるとどうなるでしょうか、ビタミン剤によるような真っ黄色で不自然な尿は決して出ません。 天然のビタミンの余剰はむしろ皮膚にストックされ、肌が黄色くなるでしょう。
天然由来のビタミンCサプリの値段を見てください。 非常に高価になってきます。 そして、原材料は柿葉だったりするんです。
ビタミンCの主な効能
コラーゲンを合成する。
細胞間のツナギがしっかりする為、丈夫な血管、皮膚、粘膜、骨を造る。
コラーゲンが細胞間に満ちていれば、風邪のウイルスも侵入が難しい。
メラニン色素の生成を抑える
ビタミンcを多く摂っていれば、直射日光に当たっていても日焼けし過すぎることはない、逆に言えば美白のカギ。
日焼け止めを塗るなら、たっぷりのビタミンC摂取を心がけましょう。
免疫力が高まる
ビタミンCが風邪とセットで語られるのは、風邪のウイルスと闘う白血球のはたらきを強化するからですが、
ビタミンC自体にもまたウィルスを駆逐する力があります。
抗がん作用
発がん性物質の生成を抑えます。 がんやC型肝炎で用いられる、インターフェロンは外から入れると副作用がキツいですが、
もともとは人体内でつくられ、それの生成にビタミンCが欠かせません。
動脈硬化をふせぐ
ビタミンCには強い抗酸化作用があり、コレステロールの酸化を阻止する。
鉄分と相性が良い
鉄分はビタミンCの助けがあると吸収が格段に良い。
ストレスをふせぐ
精神的にもビタミンCを多く摂っていれば安定があり、安眠を誘います。
ビタミンCは体内に長くはとどまらない
他にも戦場で斬られたり、撃たれたら柿葉を潰してまぶしておけば化膿しないといった話もあり、キリが無い程の効能がありますが、日本中どこにでも生えている木です。
しかし、ビタミンCは水溶性で長くは体内にとどまりません。
そこで、コマメな摂取が必要となってきます。
風邪を引いている場合などは、ビタミンCが風邪と闘い壊れてゆく為、尚いっそう多く摂っておきましょう。 回復が非常に早く、軽い症状で乗り切れるものです。
ビタミンCの補給はお茶が理想的
常にある程度のビタミンCが体内に残っているようにするには、ビタミンCを豊富に含むお茶を飲むのがいちばん理にかなっています。
チビチビとこまめに、喉の渇きを癒やしながら、ビタミンCを補給する習慣は、確実に免疫力を上げます。
ここで代表的なビタミンCを多く含有するお茶と柑橘系をあげますと、
となります。
まず、ビタミンCの代名詞ともいうべきレモンを遥かに凌駕しているのが、ローズヒップティーと柿茶になります。
ここで、ローズヒップについてですが、こちらも文句なしのビタミンC供給源ながら、多く摂取すると下痢をする。
また、日本に自生しているものは少なく多くは南米からの輸入品となり、管理にやや不安があります。
ただ、南米やヨーロッパの人にはローズヒップが向くかも知れません。
地産地消の観点で日本人には柿茶、緑茶の方がスッと馴染むことでしょう。
緑茶については、ローズヒップと柿茶と比べると一段ビタミンCの含有量が落ちるのは確かです。
しかし、依然としてレモンを超えてくる。 もし、緑茶にカフェインと農薬の問題がなければ、緑茶の万能感がここでも発揮されるところですが、やはり緑茶は嗜好品。 一日中飲めば弊害が付き物です。
結論として、すぐ目の前にある木からも採れる、柿茶はビタミンCに関しては大関。
ですが日本人としてトータルにみるとベストに違いありません。
プレビタミンC
柿茶とローズヒップティーに多く含まれているビタミンCは、フルーツ等に含まれているビタミンCと少しフォームが違います。
通常、ビタミンCの場合、熱に弱いことが欠点ですが、柿茶とローズヒップティーに含まれるそれは、前駆体であるプレビタミンCの形で存在しており、体内においてビタミンCに変化されるので、熱によるロスは殆どありません。
写真はローズヒップの実。 その形状が手榴弾に似ていることから、ビタミンCの爆弾の異名を持ちます。
柿の葉はさしずめ、ビタミンCの芸者さんとでも言っておきたいところですが、以外にもスペインには日本を上回るほどの柿の木があるそうです。 柿は実にも多くのビタミンCを含みますが、葉から茶を取りますので、収穫量とコストは柿に軍配が上がるでしょう。
ビタミンCはビタミンの王者
以上、ビタミンCがどれほど優れているかと柿茶について語ってきましたが、簡単にまとめると、
ビタミンCは毛細血管によく働きますので、皮膚を内側から整える、血圧を調節する、ホルモンの分泌を促進するといった中からの重要な働きがある。 まさにビタミンの王者である存在ですが、
そのビタミンCを充分補給できる食品はまた、他のビタミンも相当に含んでいる証拠にもなるのです。
次回、伝統的な柿の葉茶の作り方をポストします。