2021/04/04
宝石の町、ペッチャブリーに行ってきました。ちょうど、バンコクとホアヒンの間に位置し電車で両区間を移動される方にはオススメの観光地となります。観光地といっても大きな街やビーチがあるワケではなく、非常にキレイな白いお寺が一つと神秘の洞窟の中のお寺が一つ、さらに遺跡群があります。
タイのパワースポットに興味のある方や信仰心の深い方には興味深い場所です。また、バンコク〜ホアヒンに移動される予定のある方はちょっと途中下車されて遺跡やお寺などでおごそかな一日を楽しむのにもとて良い街です。
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ホアヒンから行きました
今回は、ホアヒン滞在中に行ってみよう!っということで、ホアヒン駅から電車で行ってまいりました。片道2時間ほどはかかってしまうので、ペッチャブリー込のホアヒン旅行をアレンジするならば、往路か復路のどちらかで一泊するのが良いかと思います。この辺りはホテルがとても安く、一泊2000円台で泊まれる宿もたくさん見かけました。
ホアヒンの電車はいつ観てもカッコいいです!
ペッチャブリーの駅周辺には屋台がズラリ並んでおり、電車待ちの間にグルメも楽しめます。写真は電車内でおばさんたちが売りに来るお食事です。残念ながらベジタリアン的なものは無かったので私はピーナッツを買いました。
駅周辺
駅に着いて近くのタクシー運転手からすかさず声をかけられます。今回はあまり時間がなかったので、名物の白いお寺(ワット マハータート ウォラウィハーン)とカオルアン洞窟という聖地にだけ巡礼することにします。一泊できるのなら、さらに遺跡群や山登りも楽しめるようです。
駅からは、ワット マハータート ウォラウィハーンのほうが近く、駅〜ワット〜洞窟〜駅のコースでドライバーと交渉し多少値切って200バーツ(¥600-)ほどで出発いたしました。
ワット・マハータート・ウォラウィハーン
この日は残念ながら雨で天候にはめぐまれませんでしたが、街のシンボルであるこのお寺はクメール様式でとにかく建築スタイルが美しいです。真っ白な壁と屋根、仏塔という組み合わせはタイでは珍しく、一般的な金をあしらったお寺とは趣が違いました。
白いお堂はタイでは主流ではない観音堂のようです。どういうわけか、タイの上座部仏教の世界にあって、大乗の代表的な仏さまとも言える観音様はアチコチで見かけます。それがまた、日本では殆ど見かけない女性の姿で母親を思わせる白衣観音なのは特徴的です。下のガラス張りの戸を開けると観音様がいらっしゃいます。黄金のブッダのお前立ちですね。
日本では信仰の対象として、仏像の出来がとにかくうるさく言われますが、何も有名仏師や名僧が彫り上げたような伝説の残る本尊でなくても、土地の人々が飾りひっきりなしに拝がんでいる姿からは、たとえそれがプラスチックであろうが、型作りの陶器であろうが生きているようなオーラが感じられます。
プラクルアン
せっかく遠くのお寺までお詣りに来たので、私の趣味の一つである。プラクルアンをいくつかチャオ(借りるの意)して来ました。
本来、神仏を売買はできない為、お寺に返すというのが前提ですが、お寺も経済活動の一環として力を入れていると思いますので、お寺を応援する為にもお護りはいつも手に入れてきます。ですが、私は既にたくさんのプラを所有していますし、今回のものは造形もとてもキレイなのでお土産にして、誰か親しい人の御加護にプレゼントしたいと思います。
プラクルアンの裏側にはこのように魔法陣のような型取りと呪符があしらってあり、デザインも仏塔やシンボルが描かれていたり一個一個違います。非常に味わい深く、芸術的でもありますので、身につけていると愛着が湧いてきます。
また、プアクルアンは受け渡しの時にお坊さんがお経によって最後の念を込めてくれるのもいいです。
本堂と本尊
本堂はタイの寺院らしく高い天井の空間で極彩色にあしらわれておりました。色々な角度から写真を撮ったのですが、ことごとくボケます。
日本でもよく言われることですが、パワースポットや霊場では見えない何かが干渉して写真がうまく撮れないことが非常に多いです。逆にいえば、狙い通りの写真が撮れてしまうような寺院のほうがパワーに欠けているのかも知れません。
御本尊の足元にはたくさんの羅漢やブッダにより荘厳されており、赤ベースの壁にも物画がびっしり描きこまれていました。
交通
バンコクからはフアランポーン駅からはペッチャブリー駅まで急行・快速が1日10本も運行しているようです。またバンコク南バスターミナルからペッチャブリー行きのバスが30分間隔で出ていて所要時間約2時間半。
バンコクのフアランポーン駅からペッチャブリー駅まで急行・快速が1日10本運行。74B~134B。またはトンブリー駅からペッチャブリー駅まで普通が毎日3本運行しています。約3時間。本数も多いですし車窓から観る風景や主要駅の豪華さから電車がオススメです。確か、30バーツほどでバスの半額以下でした。
お寺は中心街にありますので、迷うことはないと思います。
お堂には絶えずお参りする方がいて、祈ったり、御神籤を引いたりして地元の人々に非常に愛されている様子が伝わります。