2021/04/04
ペッチャブリーを短く言うとペッブリーになります。ダイヤモンドの街という意味。この地にはナンクラオ王とモンクット王に捧げるためチュラロンコーン大王が作らせた仏像が奉られているという神秘の洞窟があり、故にそれをRoyal Caveとも呼び、タイの歴代国王も瞑想の為に訪れるという由緒ある聖地です。
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駅でタクシーを拾うのが便利
今回は、まずワット・マハータート・ウォラウィハーンに行きたかったので、駅につくと気さくに話しかけられるタクシードライバーと交渉して、駅〜ワット〜洞窟〜駅のコースで出発いたしました。小さな街ですが、洞窟はやや郊外にあると思われますから、ちゃんとした車での移動がオススメです。またこの日が雨であったように、天気がコロコロ変わるのもタイならでは、、、。熱帯の雨はまさにスコールでザーーーッと降られてしまうと、全身ビショビショで皆こぞってタクシーを捕まえます。降ってからでは遅いです。
聖地とお猿さんはセット
南国の風景、聖地とお猿さんの組み合わせです。雨のなかの折角の出会いですので、挨拶代わりにザルいっぱいのご飯を。猿はきっと聖地巡礼する人間とは仲良く出来ることを知っているんでしょうね♪
山道を登り、、
猿たちのナビゲートで小さな万里の長城のような坂を登り、一路聖なる洞窟を目指すこと数分、、見えてくる神秘の洞窟の入り口。
この日は雨も降っていましたので、空気が湿り怖いぐらいです。
タイの仏像群はこのようにキッチリ横一列に配列されているのが特徴ですが、天界がこのような風景なのでしょうかと思わされます。
中に入ります
この日は着いたのが遅く暗くなり始めていました。聖地も千差万別で市井にあって人々がお願いにやってくる、言ってしまえば欲望に塗れたものも多いですが、ここは山の中の洞穴。瞑想により精神をブッダの世界と繋ぐための場所です。湿気も手伝って、その豪華さを感じるよりかは凛とした厳しさすら感じました。
とはいえやはり口元には微笑をたたえています。
岩窟の中の金人たち
広い空間には、大小たくさんの仏像が祀られていてどれがメインかも分かりませんでした。
暗闇の中でも眼がしぼむほど眩しい荘厳。
これはきっとわたしたち凡夫は、洞窟のように真っ暗な人生を歩んでいることの象徴なのだと思わされました。
わたしたちの本質もまた仏そのもので、修行により闇を取り払った時に黄金の人が残る、それがブッダであり、また本当の私自身であると、故に自我を沸かして沸かして最後に残ったのが佛であろう、、、、。
なーんてことを考えながら、洞窟をてくてくしていました。
悟り、涅槃
ここに来たからには、いつか私もブッダの境地に入りたいと思わされるような場所ですね。いわゆる、行ってパワーをチャージしたとか、運が良くなりそう〜っというような俗っぽい気持ちを盛り上げてくれるようなパワースポットではなく、いつかは真の自分を確立させて微笑みをたたえて往生しよう、、、などと思わせる空間でありました。
ロケーション
ペッブリーはバンコクのような賑やかさもなく、ホアヒンのような優雅さもない厳かな場所でした。わたしは初めて行きましたが、とても気に入り次は宿泊しようと思います。バンコクでバカ遊びするのは楽しいですが、ちょっと足を伸ばすだけで、タイの高い精神性に触れれるのはとても有意義です。
タイにはリゾート、歓楽街、高い精神性のすべてがあり、まるで六道輪廻の縮図を見ているような気分にさせられます。さしずめ、今回は天界のリポートでした。