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生玄米

time 2019/03/04

生玄米

病者が識るべき食養生の中心はやはり玄米菜食ですが、その玄米のポテンシャルを究極まで引き出すには、二通りの方法があります。一つは酵素玄米、もう一つは生玄米。前回は酵素玄米について、今回は生玄米について書きたいと思います。

生玄米を食べて、正中心練磨をやりさえすれば、だれでもその潜在能力を発現することができる。

※肥田春充による。正中心練磨とは肥田式強健術

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生玄米とは

生玄米とは、その名のとおり玄米を生で食すことですが、ただ単に炊いていない玄米をガリガリ食べれば、歯がおかしくなってしまいかねないので、生で食べることと発芽玄米を食べることをセットでお話したいと思います。

まずは玄米を水に漬けましょう

玄米を水に浸しておくのには、たくさんのメリットがあります。

  • 生命力の開花。
  • 発芽のプロセスによるフィチン酸の分解。
  • 単純に柔らかくなり噛みやすい。
  • 栄養価の増幅(GABA等)

玄米にはフィチン酸というものがあり、これが強力に体内にある金属質をキレート作用といってカニバサミ状態で排出させるのですが、この強烈な解毒作用は便秘解消には右に出るものなしであるものの、中には身体が必要とするミネラルまで奪ってしまうという説もあり、それを避ける為に、発芽させてフィチン酸をマイルドにさせます。(長期間玄米を食べておりますが、玄米が奪うミネラルとは遊離状態にあるものだと思えます。玄米が放射能を体外に排出させるのは有名です。)

生で玄米を食べるので、とりあえずある程度は水分を含ませておかないと、とても噛み切れません。もし水に漬けないで食べる場合はミルサー等で粉に引いてから食べましょう。

玄米を発芽させるとその栄養素のポテンシャルは開花します。

特にガンマ-アミノ酪酸ことGABAは10倍にも増えるそうです。GABAは脳の血流をアップさせ、脳細胞の代謝を上げ、イライラを抑えたり、中性脂肪や血圧を下げる効果も確認されています。

その他にも、

  • カルシウム
  • マグネシウム
  • 食物繊維
  • ビタミンB1

などが発芽により増えるとされています。

でも生米のデンプンはβだし消化できない??

米のデンプンは、ブドウ糖が数十個〜数千個の長いクサリ状に連なってできたアミロース(Amylose)と、 さらにアミロースのところどころから分子が枝状に分かれてできた、ブドウ糖の数が数百〜数万個もあるアミロペクチン(Amylopectin)とがあり、これらがかたく結合してできた構造をしています。この結合が尋常じゃなく強く、常温では水が米の中に入り込めない状態です。それ故、生米の消化が悪くこのような状態をベータ(β)デンプンといいます。

しかし、このβデンプンですが、胃で消化されなくとも、腸内の有用細菌群のエサとなり分解されることが分かってきました。



短鎖脂肪酸

これは西式健康法の甲田光雄医師が、しばしば口にしていたことですが、玄米を生で食べることでも短鎖脂肪酸が得られます。生米の分子構造はβ-デンプンで、水と熱により炊飯しα-デンプン化しなければ、人体には吸収されないとされます。ですが、実際は胃で消化されずに腸内で発酵というプロセスにより短鎖脂肪酸として腸内から吸収され、その種類はザッと下記のようなかんじで、

  • 酢酸
  • 酪酸
  • プロピオン酸
  • 吉草酸
  • etc

などを総称して短鎖脂肪酸と呼びます。

また、それらには

  • 悪玉菌を抑え善玉菌を養う力
  • ウィルスや病原菌から身体を守る腸管バリア機能
  • 発がん予防、大腸がんを治す
  • 宿便を出す
  • 免疫機能の向上
  • etc

などかなりのメリットがあり、胃で吸収されない分、血糖値の心配もないという優れた栄養摂取法といえます。

食べる量が減る

また、そもそも玄米は白米と違って糠、胚芽の部分があり、それぞれの一合を比べた場合、玄米の方が食べるお米の量が一割程少なくなります。しかし、それを炊いてみるとこんどは玄米が3〜4割ほども分量が出る。これは糠、胚芽の部分にかなりの吸水があるということなので、普段、白米を一合食べる人は、玄米ならば半合ちかく削減でき、さらに生玄米ならば更にその半分でも満腹感が得られ、経済的かつエコになります。

オススメの食べ方

酵素玄米と発芽玄米

※前記事、酵素玄米と発芽玄米の比較です。

生玄米は少しでも食べればその恩恵が得られると思います。そこで普通に一合なら一合の玄米を予め水に浸しておきます。冬なら3日、夏なら1日でもう芽が出てくるのが視て確認できます。その状態で洗い、小さじ2杯ほどをそのまま食べ、残りは炊飯して生ではない発芽玄米として食べるのがオススメです。

※注意、浸している玄米の水はこまめ取り替えてください。多目の水がオススメです。

 

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アヒンサーと読んでください。ヨーガの専門用語で非暴力を意味します。暴力や無益な殺生を止めましょうという話を展開してまいります。 ベジタリアンのお役立ち情報や、旅行記なども合わせて紹介していきます。