2021/04/04
台風15号による甚大な被害を受け、復旧のメドが立っていない千葉県。
中でも、南房総市は大同小異壊滅的なダメージを受けています。 親類の土地、建物もあり現地の惨劇はテレビ以上とのこと。
物資を積んで飛んできました。
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用意したもの
とりあえず、水をワンケース、おにぎり40個、フルーツ&ナッツ各種、お煎餅各種、レトルトカレーとライスを20人前。 それとゴミ袋を買い込んで出発しました。
借り物の車で行くことになりましたが、こんな時に限って、車に不具合が、、、。
後部の泥除けがパカパカして、タイヤに接触してます。 高速道路で落っこちたりしたらいけません。 この際、ぶっ千切ってテープで応急処置。
おにぎりが欲しいとのことでしたが、案外おにぎりを何十個もストックしている店がなく、40個揃えるのに4店廻る始末。
更にアチコチの人から、あなた行くの??、、、どこからか嗅ぎつけ、あれを持っていって欲しい、ああして欲しいとの催促がバシバシ来ますw
到着予定時刻にやっと出発です。
京葉道路
京葉道路・館山自動車道を使い終点まで行きます。 道中の様子は混んではいません。 しかし、あらゆる地名のナンバープレート車、自衛隊の車両が目立ち、救援に向かっているのが、一目で分かります。
市原手前あたりからだんだんと屋根にブルーシートが張られている家屋が目に付き始めます。 この日は快晴、うだるような暑さがようやっと去った空気のキレイな日。
京葉口から走ること約1時間強でもう南房総市の終点までこれます。 昔と違って高速道路が整備され、今回道路だけは遮断されていないのが不幸中の幸いでした。
行きたい人は直ぐに行けます。
現地
まず、コンビニは停電のようです、釣具屋も同じく営業停止中。 パッと見、おもったより激しい傷みはないなとおもいきや、、、
うわぁぁ〜
ここは道の駅でしょうか。 食堂でしょうが、見るも無残なり、手の施しようがありません。
親族の土地
ここは台風一過、テレビの取材を受けたほどダメージがあり覚悟はしていましたが、、、
なんじゃこりゃ~
建物そのものがぶっ壊れてます、、。
鉄骨の梁虚しく、ガラス、家具、仕事道具、壁、窓がダメ。 左側は天井が落ちています。。
別棟、一晩で南面の壁消失。
今回の台風15号は、中心気圧1000ヘクトパスカルとコンパクト。
むしろ小さい部類の台風と認識していました。
が、爪あとだけみると、もっともっとずっと気圧の低い危険な台風が来たかのような惨状で、一言でいうと津波か空襲を受けたかと見紛うほどのダメージ。
今回の台風によって、これからの台風そのものの認識は変わってくるでしょう。
小さいからといってナメてはいけない。 コースが悪くスピードが速いと被害は想定外に大きくなり得ます。
地球の温暖化やマンションの林立など、自然を弄りすぎたツケが廻ってきているのでしょう。 首都圏に住んでいる方は家屋が地震のように揺れたのも一晩中体験されたかと思います。
今年の梅雨は一月降りっぱなし、明けるや否や、一月カンカン照り。
春と秋は一瞬で過ぎ去りながら、小さな台風の凶暴化が見込まれると思うとゾッとします。
被災地の方々は悩ましいところ、ここで踏ん張って補修しても次々とこういう台風がきたら、いつまでも持ち堪えたられるものではありません。
隣街の館山は観光業が盛んであり、建物が新しくしっかりしているため、倒壊は少ないとのこと。しかしながら電気の復旧に2週間を要すようで、、、大変ですね。
無情、被災地の夕焼けはいつも美しい。
ボランティアさんの有り難さ
現地に入って、せっせと大工さんが働いておられるのですが、お弟子さんはどうも関西言葉のような。
不思議におもっていたら、なんと親方の若い者では無くて、三重から車ですっ飛んできてくれたボランティアさん。
有り難い限り、礼の言葉に詰まるほどです。
ありがとうございました、
感謝、多謝でございますm(_ _)m
たくましくて男前です。
電気と水道は確保
とりあえず、電気と水道はいち早く復旧できた為、ときおりお風呂を借りにくる人が来ます。
こういうとき電気は業務用の方が復旧が早いそうですね。
絶望的状況の中でも、、、
ここまでくると清々しいほどのダメージで、破壊神がやって来て土地の更新をしていったのかと思わされるほどですが、
どんなに絶望的な状況でも直会は大事、酒には力がありますね。
だめだこりゃ、呑も!
ぶっ壊れた全てを眺めながら、美酒に酔います。
いや、、、殆ど手の付けようがなく、美酒に酔っていただけかも知れませんが、、(^_^;)
酔いながら、ギターを弾き、ピアノを演奏し、ちっぽけな人間をあざ笑うかのような大自然と共に大いに笑いますw
報道は追いついていない
今回の惨劇は東京から2時間で入れるエリアが舞台。
是非、こころある方は現地にはいって励ましてあげてください。
まだ報道されているのは一部だけですから、ほとぼりが冷めたら、、、死者○○人なんて話もあるかも知れません。
第一、寝たきりや透析の必要な人はどうなるのでしょうか。
今、現地に足りないもの
- 電気
- 食料
- 水
- ブルーシート
- ゴミ袋(土嚢袋、ダンボール)
- 暖かい支援
こういうとき、本当に心に沁みるのは、お上の救援以上に隣人の情けです。
首都圏が一丸となって手伝いに行けば、ズタボロの現地にも笑顔が絶えなくなるでしょう。
素晴らしい縁もたくさんあると思います。
また、南房総市は日本一のビワの産地であったり、コスモス栽培も盛んです。 お隣の館山はリゾート、白浜のビーチはその名のままとても美しいそうです。
温泉もありますので、落ち着いたら旅先に選んでくれれば直ぐに活気が戻るでしょう。
南房総〜その他の被災地の速やかな復旧と繁栄を切に願っております。
コメント
初めまして。実家が南房総の者です。
ありがとうございます!
向かうところから、「どこの地域がどんな状態なのか」現地の友人とも連絡が取れず、心配でした。
写真付きで、地域の状況がわかりやすかったです。
そして、行きたくても行けない、手伝いに行きたくても車もなく、持病のため体調面で現地での移動&衣食住を自己管理できないので、現地の手伝いにいけない状態でもどかしく思っていました。
温かいご支援、ありがとうございます!
白浜の方ですが、同じ町の中でもばらつきがあるようです。
私は現地への寄付や、代わりに運んでもらえる災害ボランティアさんへ物資を届けることにしました。(宅配便も考えましたが、現地の宅配業者の方の負担になるかと思い、取り纏めて頂けるのはありがたいです。)
あとはネットやSNS等を見る事が出来ない人達もいるので、現地の人へ連絡し、口コミで広げて頂いている状態です。
何もできない自分が情けないですが、温かいご支援、本当に感謝致します。
また、現地で手助けしてくださっているボランティアの方々にも、感謝しております。
ありがとうございます!
実家は白浜人より。
by 無名の白浜人 2019年9月15日 5:32 PM
無名の白浜人さま
初めまして、
コメントありがとうございます。
記事のとうりのぐうたらで却ってかたじけない気持ちでいっぱいです。
白浜のお方ですか〜!!
記事の土地は富浦なんですが、今回はそっちでキリキリ舞い(矛盾)で、館山から先は聞いた話だけだったんですが、
察するに、相当強烈だったんじゃないでしょうか、、。
ご実家&地域の皆様はご無事でありましたでしょうか?
今回の被害、確かにバラつきがあり、そこがまた空襲を思わすような現地状況でした。
おそらく、築の浅い物件などは揺れても、ヒビが入らず傷口が拡がらずに済んだのではないかとおもっています。
うちのように、南面した古い建物かつ中に硬いモノが多いと、侵入された烈風によって建物内がミキサーのようになってしまったのかも知れません。
壁や天井は大部分中から破壊された様子でした。
いま、日本中、世界中の同情の眼差しが千葉に集まっているはずですから、
房総は、羽田からも成田からも距離の変わらない場所ですし、V字回復間違いなしでしょう!
直ぐにキレイで美味しい南房総に戻るとおもっています。
宅配便を控えられたとのこと、非常に賢明で優しい判断ですね。
とても、通常業務がさばける状況ではないでしょうから、ドライバーさん何人いても足りません(^_^;)
またよろしかったら覗きに来てくださいませ、
ありがとうございました。
by アヒムサー 2019年9月17日 1:20 PM