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立石野菜スープ

time 2019/03/11

立石野菜スープ

90年代に病気治しの奇跡のスープが流行ったことがありました。立石和氏という自称医師の方が、「元祖野菜スープ強健法」(徳間書店)という本を出版し火がついた流行です。この本には特定の造り方によるスープにより、万病に効果がある、特にガンが治るという言葉が踊り、社会に強烈なインパクトを与えたようです。しかし、その立石氏の著作による表現は大袈裟だと問題視され、医師法違反等に問われ逮捕されてしまいます。そうして消えていった一つの健康ブーム、、、その裏側には、かなりの人々が実際に病魔から救われたという声もまたありました。

 

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本に踊った言葉

その効き目には、コラーゲン(人体では一番硬い蛋白質)の増強を促進させ、
年齢に関係なく成長時の子供と同じ様な身体をつくる原動力になると共に、
体内に入った野菜スープが化学変化を起こし、30種以上の抗生物質になり、
その中でもアミチロシンやアザチロシンのような
がん細胞にだけ飛びつく特殊な物質が増えることで、癌は3日間で征圧し、
人体を構成している体細胞に変えることができる。

※野菜スープ強健法(立石和)より

凄まじい表現でありますが、同時にかなりの自信も伺えます。やはり実際に病気を患っていると一番聞きたいのはこういった力強い言葉です。立石和氏という著者も、人を助けることを第一義に捨て身の部分もあったのかもしれません。

何となれば、医学界からの猛反発があるのは想像できます。ましてやそれに効き目がついてくるのならば、、。

野菜スープの怪人

この方が本当に医師であったのかは怪しい部分があるのですが、世論はまずスープが奇跡的に効くというところからブームになり、次第にマスコミから「野菜スープの怪人」としてバッシングを受けるようになります。最後は、岐阜および福岡県警より医師法と薬事法の違反で逮捕され立石氏の野菜スープは人々の記憶から消えていきました。

野菜スープの怪人、これが彼にマスコミが貼ったレッテルです。しかし今、遠い日の出来事の始まり〜終息まで一連の流れを眺めると、はたして怪人とは彼なのか、或いはマスコミの方なのか、、、その答えはもはや霧の中でしょうか。

しかし答えはスープの中に

「元祖野菜スープ強健法」は一種の禁書となり、公立図書館によっては貸出を禁止しているというはなしまであります。

テレビや雑誌で“これは健康にいい”と誰かが推薦していると、すぐに試したくなるのがボクの癖。旬の野菜を煮込んだだけの野菜スープはね、食べはじめたころはさして変化もなかったんだけど、続けているうちに老人斑がだんだん薄くなって、ついには消えちゃった。皮膚科で“生涯、消えない”といわれた帯状疱疹跡のシミもみるみるうちになくなったしね。

※アンパンマンで有名なやなせたかし氏のインタビュー。




当時の声を拾ってみると確かにガンが治ったという主張も少なからずあります。そしてまた、某巨大掲示板をこのテーマで洗ってみると、いちばん多かったのが、

  • 毛が生えた、増えた
  • 毛が太くなる
  • 毛の伸びが早い
  • 白髪が消えた
  • etc

これは面白いです。生の声としては髪の毛に効く、やなせたかし氏は肌に良いといいます。一見、美容面に真価があるような意見ですが、肌と毛髪は人体において末端であり特に毛髪はそれが外に出た形ですから、そこが改善されたというのは野菜スープの効果が全身を巡ったという証拠であるともいえます。美容とは健康効果の延長でしょう。

つくりかた

立石野菜スープの材料

そのあまりのドラマ故、神秘的な雰囲気すらまとってしまった立石野菜スープ。しかし、その造り方は至って簡単です。必要なものは、

  • 大根(一本の1/4)
  • 大根の葉(一本の1/4)
  • にんじん(一本の1/2)
  • ごぼう(一本の1/4)
  • しいたけ(1枚)

これだけなんですが、注意点がいくつか

  • 大根の葉は手に入れづらいので、乾燥したパックのものでもOK(かぶの葉で代用する人もいるようです)
  • しいたけは天然の天日干しのもの、なければ生しいたけを陽光で乾かすか、乾燥シイタケを半日程度ひなたに置いておく(ビタミンDをチャージするため日光浴が必要)


大根葉 40g×5袋

これらをざっくり斬って、鍋に入れ野菜の3倍量の水で一時間煮込みます。蓋をして弱火でコトコトやるのが良いと思います。

野菜スープ煮込み中

できました

一時間、丹念に煮込んだスープは黄金色に仕上がります。

注いだ野菜スープ

これを
  • 朝、夕、空腹時に300cc程飲む。(計600cc程)
  • その後、20分程は何も飲食しない。
  • 病中の人は、多めに飲む。
続けていると目やにが多く出たり、目が霞んだりするようなことが出てくることもありますが、メンゲンであり通り過ぎれば好転してきますので心配し過ぎないように。
飲みきれない分は水筒やビンに容れ、冷蔵庫で保管する。3日以内に消費すること。
煮込まれた野菜も美味しく頂けるので、味噌や醤油などお好みで味付けされて食してもらえればと思います。

専門医による意見

ブームを斬る為かブームに便乗したいが為か、五反田西口クリニック院長 長屋 憲という医師が、野菜スープのもつ効能を「『野菜スープ』の疑問に答える」(マキノ出版)という本を出版し、その中で健康雑誌「安心」で特集を行った結果、効果があった症状や病気として、

アトピー性皮膚炎、荒れ肌、アレルギー性鼻炎、胃炎、胃のポリープ、高脂血症、生理痛、生理不順、ひざ痛、便秘、腰痛、かすみ目、肩こり、肝炎、肝硬変の予後、狭心症、くも膜下出血の予後、血糖値の改善、下痢、高血圧、口臭、口内炎、子宮筋腫、子宮頸ガン、歯周炎、歯槽膿漏、湿疹、十二指腸ポリープ、しみ、白髪、しわ、痔、じんましん、頭痛、ぜんそく、前立腺がん、大腸がん術後の予後、蓄膿症、通風、疲れ目、てんかん、にきび、乳腺繊維腺腫、抜け毛、脳梗塞の後遺症、脳腫瘍、肺炎の後遺症、白内障、鼻茸、冷え性、鼻炎、肥満、疲労感、吹き出物、不整脈、不妊症、耳鳴り、目の腫瘍、老眼

をあげており、あたかも万病に効果ありのような結果となっておりますが、臨床面では効果を見込める意見を述べたものの、

  • ガンが99%以上治るというのは大袈裟
  • 他の食物と一緒にとっても問題はなし
  • 糖尿病で血糖値が著しく下がる効果はちょっと、、、
  • 医師から出された薬をやめることは危険もあり
  • 体内で30種類以上の抗生物質をつくるといったことは証明されていない

このように圧倒的な肯定面とともに常識的な否定意見もまた添えております。

注意点

最後に著者が主張した注意点を上げておきます。決して危険な内容のスープではないですが、生みの親の言葉として、ただの野菜のスープと軽く考えないことを強調しています。

  1. ホーロ、テフロン加工した鍋は決して使用しないこと。ホーロ、テフロンが溶けてしまいます。
  2. 他の薬草、その他の植物等混合しないことです。場合によっては、青酸よりも強い毒性に変化することもあります。
  3. 作り方の基本以外のものを絶対に入れないでください。
  4. 野菜スープは、人体の中に入ると化学変化をおこし、30種以上の抗生物質を作ります。
  5. どのような傷病にかかっても、体温は一般の方と異なり、一度は低くなります。風邪をひくことも少なくなり熱の心配がない。
  6. 腎臓病、痛風の方は絶対使用(飲まないで)ください。
  7. 野菜スープと玄米茶(普通の玄米茶ではなく立石式、改めて投稿します)は同時に飲まないでください。効果が半減します。必ず守ってください。(15分以上の間隔をおいてください。)
  8. 野菜スープの目的は、体細胞の増殖強化を促すと共に、白血球血小板の増強とT細胞の働きを3倍の勢いで増やし、強力な人体をつくることにある。

このスープ、私は信じています。

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アヒンサーと読んでください。ヨーガの専門用語で非暴力を意味します。暴力や無益な殺生を止めましょうという話を展開してまいります。 ベジタリアンのお役立ち情報や、旅行記なども合わせて紹介していきます。