アヒムサー

カナダのヤヒアさん

time 2021/03/18

カナダのヤヒアさん

ずぅっとバタバタしておりこのブログの更新も数ヶ月ぶりとなってしまいました。
その間、ダッシュボードにも入らず、このブログで取ってあるメルアドもまったくチェックしておりませんでした。

久しぶりにログインすると、以前もメッセージを頂いたカナダのヤヒアさんから数度メールをもらっておりました。。
すいません、お返事代わりのポストになります。

sponsored link

西式に詳しいカナダの人

このヤヒアさんという方は、西式健康法に詳しく、背腹運動に関する問い合わせを頂いたのがキッカケでやり取りがはじまりました。
なんでも英語版による西式の背腹運動は、上半身を左右に傾けている時に腹を引っ込めるというのです。

実践してみて気付かれたのでしょうが、それはいささか無理があります。
つまり、誤訳であったのを見抜かれて私に確認を求めて来られたのが始まりで、その後彼がどのように西式を識ったのかなど説明してくれました。

彼はサルマノフというレーニンの主治医について読んだところ、毛細血管、交感神経と副交感神経のバランスについてなど、西とサルマノフの話には多くの類似点があり、サルマノフによる栄養学の言及でさえ、ビルヒャー・ベンナーの食事(ベンナー病院有名ですね)のようでした。
さらに、サルマノフからアジア人に対する差別的なコメントを読み、そこで彼は西の知識を盗用したことを確信したそうです。

こんなことは、西式実践者の多い日本でも聞いたことのない話で面白かったです。
そのヤヒアさんは、西を大天才であると言ってくれます。

他にも西式を応用した機器の開発などのアイデアもお持ちで、非常に造詣の深い話も聞けました。

どなたかヤヒアさんと西式に則った機器の開発などをカナダで展開してみませんか? 色々アイデアがあって話を聞いているだけでおもしろかったです。

ヤヒアさんのお悩み

このヤヒアさんには一つお悩みがあって、裂孔ヘルニアなるものを幼少期から患っているそうです。
はて、裂孔ヘルニア、、、、?
恥ずかしながらそれが何なのかすら知らず初めて聞きました。 英語ではHiatal herniaです。

調べてみると、どうも胃の一部が食道に飛び出してしまう状態で、いくつかのタイプがあるようですが、
私自身に知識がないのでこれといったアドバイスが出来ませんでした。

ヤヒアさんが求めているのは、裂孔ヘルニアの代替医療です。 手術を考えている程ですから深刻なのでしょう。
しかし西式に精通している人ですので、なんとか活路を見出し手術だけは避けて欲しい、、などとお返事をしたところで終わっていたのですが、

ある日、古い書類を片付けていたら、数年前に十二指腸潰瘍を患った時の胃カメラの資料が出てきました。
見るも無残な荒れた胃壁は口内炎のようですが、それとは別に所見として裂孔ヘルニアと書いてあるじゃないですか〜。

え〜〜、これってヤヒアさんと話してたそれだよね、俺の中にもあるじゃんーーっとちょっと嬉しくなりました(笑)

これが在るが為に、十二指腸潰瘍を患い易いかは分かりませんが、しかしどうみても逆流性食道炎にはなりやすいタイプでしょう。
しかしながら、この裂孔ヘルニアなるものを意識したことは皆無ですので、私からはヨーガのナウリなどは効果があるんじゃないかと応えましたが、誰もがすぐにできる技術じゃないですね(^_^;)


どなたか素晴らしいアイデアをお持ちの方は
教えてください。

私と違ってヤヒアさんのは切実な感じが滲んでおりました。

背腹運動の不思議な効果

背腹運動について研究されているようです。 西式健康法においてメインの運動法はまさに背腹運動にあって、その他は補足といっても過言ではなく背腹運動が出来ない者は金魚、毛管、合掌合蹠運動で心身を整えよともいいます。 さて、この背腹運動ですが蓄膿症が治った、中風が治ったというような頭部の不具改善の報告は本当に多い。 しかしながらそこに至るまでにちょっと常識じゃ考えられない報告まであります。
曰く、

  • ひっくり返した板に描いた図形が視えた
  • 仕事で悩んでいた設計図の完成形が浮かんだ
  • 背腹運動をやっていたら障害線が弱まり、何年分かの生命線も伸びた
  • 樫尾太郎は海外で脈を止めてみせ医学者を驚かせている
  • 山崎佳三郎は、ある日突然菓子折りの中身が透けて見えた

背と腹を 共に動かし 水飲みて 良くなると思う 人は健やか

背腹運動を朝夕2回、毎日行うとどうなるか。

  1. 不良の神経が良成となり、
  2. 不能の肉体が能動となり、
  3. 不善の精神が善良となる。

そのプロセスを「良くなる、能くなる、善くなる」と言い表しており、西式実践者でこの言葉を知らない者は居ないでしょう。
もはやマントラですが、これは単なる自己暗示ではなくて、運命までも変える大きな力が秘められており、この言葉に更に付け加える何ものも無いとされます。


※「西式健康法―あなた自身の人間ドック」(樫尾太郎 著)

背腹運動の個人差

背腹運動は、正規のやり方ではかなり大きく上半身を左右に振るのですが、あまり大きく振らないやり方 もあります。
甲田光雄先生は大きく振ることを指導され、樫尾太郎先生は小さく振ることも指導されていて、 振れ幅によって脳の血管も収縮し効果も大きいものの、背腹運動はけっこう腰にくることもあり注意が必要です。 背腹運動をしている最中は半裸であることも奨励されていますので、腰を冷やしてしまうことに加えて腰の基点に負荷がかかります。

それ故、腰の弱い私などは背腹運動の効果を知っていても慎重になることがあり、極端に大きく振ることなく程々に細かくやるのが合っていました。

私の体験になりますが、目閉じての背腹運動中に映像や画像が視えてきたことは一度や二度ではありません。日経平均と思しきチャートが生々しく視えたことなどもありましたので、やはり背腹運動はうまく使いこなせば無限の可能性がありそうです。

パラマハンサ・ヨガナンダは神は背骨の中にいると言っています。背骨とはそれほど神秘的な部位であって、ヨーガの修行においても脊柱の中に眠る蓮華(チャクラ)を目覚めさせることによって行者に飛躍的な意識の拡大をもたらし、ついには神を識るという領域にまで引き上げられる。 そしてそれが神であろうが仏であろうが、認識できた時それは実在となるでしょう。

実行しているうちに「これは単なる健康法だけではないな、自分の運命までも変える大きな力が秘め
られているな」ということを自覚されるでしょう。どうか、読者の方の中から、そのような朗報がいた
だけたなら、私の喜びもそれに優るものはございません。

「腸をキレイにする!」(甲田光雄 著 2003年 日経ヘルスブック)

小さな奇跡はどこにでもあるものです。みなさん、背骨を鍛えましょう、柔らかくしましょう。

さて、ヤヒアさんですがこちらの頭が下がるほど西式に詳しくて、40分合掌行にも興味あるようです。

次はそれについて書いてみたいと思います。

sponsored link

« »

down

コメントする




レストラン

武術

アヒムサーについて

アヒムサー

アヒムサー

アヒンサーと読んでください。ヨーガの専門用語で非暴力を意味します。暴力や無益な殺生を止めましょうという話を展開してまいります。 ベジタリアンのお役立ち情報や、旅行記なども合わせて紹介していきます。